cat on a train

目的はただ文章力をあげることだけ。そのために駄文を垂れ流す。

職種をチェンジする時代

こんな記事があった。

 

diamond.jp

 

学生時代だけでなく就職してからも、新しいことをどんどん「独学」しなければ、これから先生き残れないらしい。

 

その意見にはぼくも賛成だ。

 

そして実際にぼくは独学をして職種チェンジをした例でもある。

 

ぼくの背景を少し話そう。

 

ぼくが持っている学位は工学部の電気電子工学科なのだが、その学位を持っている人の代表的な就職先はメーカーになる。

 

ここで問題なのはどのメーカーに就社するのかは選択できるのだけれども、そのメーカーで何の職種になるかを選択できることは少ないということだ。(といっても十年前の話だから今は知らない。)どの職種になるかは、入社後に人事部が決める。

 

ぼくは入社時、電気回路設計職を希望していたのだが、実際に配属されたのは生産技術職だった。メーカーで働いたことがある人ならわかると思うが、けっこうな畑違いである。(電気回路を設計することもあったのだがその割合はかなり小さい。)

 

そして今はWebアプリケーションエンジニアとして働いている。人生とはおもしろいものだ。最初の職種が生産技術だろうが電気回路設計だろうが、結果的にはどうでもよくなった。

 

話を少し戻そう。

 

独学が重要になる時代になる、とのことだが、ぼくはWebアプリケーションエンジニアとして雇ってもらうために、いろいろなことを独学した。英語、HTML、CSSJavascript、React、Redux等々。生産技術者として働いていたころにプログラムを書いたことはあったが、はっきりいってたいしたものなど書いていない。今Webアプリ開発で使用しているスキルの大半は独学によるものだ。

 

ぼくは少しかわっているので、自分がこれが正しいと思えば(その結果が成功するか失敗するかはさておき)割と迷わずそれに向かって突き進む性格だ。(今のタイプの)生産技術はこれから衰退し、Webアプリ開発は伸びると考え、独学し職種チェンジした。しかし、やはりそんなふうに動く人は少数派な気がする。

 

たぶんそろそろ、職種チェンジのための仕組みや職種チェンジというものの社会的認知が必要な時期に入っているんだと思う。それで成功した例が、アメリカのCoding Bootcamp。まあいろいろ問題はあるみたいだけど、職種をチェンジできる、というイメージを世間に広めた功績は大きいと思う。

 

日本でもたぶんCoding Bootcampはあるのだろうけど、なんか成功しているイメージがぼくにはない。ただ、コードをかける人はこれから先ますます重宝されると思うのと、アメリカではCoding Bootcampは成功したので、まずはプログラマに職種チェンジというのを何らかの方法で日本で流行らせてみるのが、職種チェンジというものを社会的に認知させるために有効だとぼくは考える。そして後々は、あらゆる職種にチェンジできるようになる、というのがいいのではないだろうか。